マタニティフォトで体型が気になる方へ|ドレス・ポーズ・レタッチで美しく残す方法
妊娠中に変わるのは、お腹だけではありません。二の腕、顔まわり、脚のむくみ。こうして気になるところが増えてくるのは、とても自然なことだと思います。
「この体型で写真を撮るのは気が引ける」 という声は、ご予約時にもご来店時にもよく伺います。
ただ、写真での見え方は撮り方によってかなり変わりますので、何がどう効いてくるのかを、順にお伝えしていきます。
写り方を決める4つ
| 要素 | 効きかた |
|---|---|
| ドレス | 拾うラインが変わる。いちばん影響が大きい |
| ポーズ | 体の向きと重心で、幅の見え方が変わる |
| 光 | 輪郭の出かたが変わる |
| レタッチ | 肌の色ムラや影を整える |
1. ドレス
マタニティ専用ドレスの多くは、胸のすぐ下から布が広がる形です。
この形だと、布が体に沿うのは胸の下までで、それより下のラインは拾いません。 お腹の丸みだけが自然に出て、腰まわりや脚は布の中に収まります。
気になる部分ごとに、次のような選び方をしています。
- 二の腕 … チュールやオーガンジーのパフスリーブ。透ける素材なら覆っても重く見えません
- 顔まわり … オフショルダーやVネックなど、首元の開いた形。視線が抜けて締まります
- 全体 … 黒・ネイビーなど濃い色。マットな素材
2. ポーズ
もっとも太く写るのは、正面をまっすぐ向いた立ち方で、肩幅も腰幅も、いちばん広い状態になってしまいます。
そこで撮影では、立ち方を次のように変えていただくようにしています。
- 体をカメラに対して45度ほど斜めに開く
- 遠いほうの足に体重をのせる
- 手前の足を少し前に出す
- 二の腕は、体からわずかに離す
腕を体にぴたりとつけると、押しつぶされて太く見えてしまいますので、指1本ぶん離していただくだけで変わります。

これらは撮影中にこちらからお伝えしますので、ご自身で覚えていただく必要はありません。
3. 光
肌の凹凸や輪郭の見え方は、光をどちらから当てるかで大きく変わります。
- 斜め後ろからの光 … 輪郭がやわらぎ、体の線が背景になじみます
- 真横からの光 … 凹凸が強調されます。あえて使う場合を除き、避けます
- 全体に回る光 … 影が薄くなり、肌がなめらかに写ります
明るくやわらかい光は、体型のお悩みとも相性がよい撮り方です。
4. レタッチ
お渡しするデータには、すべてレタッチを施したうえでお届けしています。
整えているのは、肌の色ムラ・影・気になる箇所のならしです。
一方で、体型そのものを大きく変えることは行っていません。
理由は単純で、変えすぎると写真が別人になるからです。数年後にお子さまへ見せたとき、あるいはご自身で見返したときに「これは自分ではない」と感じる写真は、記録としての意味が薄れます。
部位別の対応
二の腕
- 袖のあるドレス、または羽織りもの
- 腕を体から少し離す
- 手を上げる角度を工夫する(腕の下側が伸びます)
顔まわり・あご
- 首元の開いたドレス
- 肩を落として首すじを伸ばす
- あごをほんの少し前へ、わずかに下げる
脚・むくみ
- ドレスの丈で隠れることがほとんどです
- 座ったポーズなら、そもそも写りません
手のむくみ
- 指輪を外す
- 手を軽く握らず、自然に開く
- 手の甲ではなく側面を見せる角度にする
お腹まわり以外の肉づき
- 胸の下から広がるドレスで、布の中に収まります
- 上半身のみのカットを組み合わせる
先に伝えてください
当日のカウンセリングでお聞きしたうえで、そこを避けた衣装とポーズをご提案します。
ご自身で「こう立てば細く見えるはず」と工夫していただくより、お伝えいただいて任せていただくほうが、結果として自然に写ります。工夫している間は、表情が固くなるためです。
体重が増えるのは自然なこと
長くなりましたので、最後にひとつだけ。
妊娠中に体型が変わるのは、当たり前のことです。当スタジオにお越しになる方の多くが、同じ状態で撮影されています。
そして数年後に見返したとき、多くの方が気にされているのは体型ではなく、そのときの表情です。
よくある質問
体型が気になることを伝えてもよいですか?
ぜひお伝えください。当日のカウンセリングで伺い、そのうえで衣装をご提案します。撮影中も角度や立ち位置をこちらからお伝えしますので、ご自身で工夫していただく必要はありません。
レタッチで細くしてもらえますか?
肌の色ムラや影は整えています。ただし体型そのものを大きく変えることは行っておりません。あとから見返したときに「これは自分ではない」と感じる仕上がりにしないためです。
顔が大きく見えるのが気になります。
首元の開いたドレス、肩を落とした姿勢、斜め後ろからの光で印象が変わります。上半身のみのカットでは、あごの角度も調整しながら撮影します。
むくみがひどい日でも撮影できますか?
撮影できます。足元はドレスの丈で隠れることがほとんどですし、手のむくみが気になる場合は、指輪を外したり、手の角度を変えたりして対応します。
全身写真は避けたほうがよいですか?
避ける必要はありません。体を斜めに向ける、遠いほうの足に体重をのせるといった工夫で、実際より締まって写りますし、上半身のみのカットを組み合わせることもできます。
妊娠前より体重が増えました。それでも大丈夫ですか?
大丈夫です。妊娠中に体重が増えるのは自然なことですし、当スタジオにお越しになる方の多くが、同じ状態で撮影されています。
まとめ
妊娠中に体が変わるのは当たり前のことですが、それでも気になってしまうお気持ちは、よく分かります。
ただ、写真の写り方はドレスと立ち方と光でかなり変わります。そこにレタッチが加わりますので、気になるところがそのまま残ってしまう、ということはありません。
覚えてきていただく必要はありません。当日は、こちらから声をかけながら進めていきますので、そのままお越しください。
気になるところがあれば、撮影の前の打ち合わせでお聞かせください。そこを避けたかたちで組み立てます。


